absキャンセルで車検を通す条件と違法改造の境界線

absキャンセルで車検を通す条件と違法改造の境界線

absキャンセルと車検の合否を分ける条件

ABSキャンセルしても車検に通ると思っているなら、あなたのバイクは今すぐ50万円の罰金対象かもしれません。


ABSキャンセルと車検:3つのポイント
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2021年10月以降の継続生産車は要注意

2021年10月1日以降に生産されたバイクはABS搭載が義務化。キャンセルや撤去は不正改造となり車検不合格になります。

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ABS警告灯の点灯は即アウト

平成29年(2017年)2月以降、ABS警告灯が点灯したままでは車検に通りません。キャンセル後に警告灯が点くと問答無用で不合格です。

義務化前の旧車は条件付きでセーフ

2018年10月以前に生産された旧型車はABS搭載義務がなく、キャンセル・撤去しても保安基準違反にはなりません(警告灯消灯が条件)。


ABSキャンセルとは何か・absキャンセルの仕組みと種類


ABS(アンチロックブレーキステム)とは、急ブレーキ時にタイヤのロックを防ぎ、車体の安定を保つための安全装置です。 オフロードや競技走行では、意図的にタイヤをロックさせたいシーンがあるため、一部のライダーがABSの作動を無効化する「ABSキャンセル」を行うケースがあります。 goobike(https://www.goobike.com/magazine/maintenance/maintenance/548/)


キャンセルの方法は大きく2種類あります。1つ目は「配管バイパス式」で、ABSユニットを迂回させてマスターシリンダーからキャリパーに直接ブレーキラインをつなぐ方法です。 2つ目は「電気的キャンセル」で、センサー配線の信号を操作してABSの電子制御を止める方法があります。 kskblitz.hatenablog(https://kskblitz.hatenablog.com/entry/2021/01/02/Z400_ABS%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB)


仕組みが違えばリスクも違います。どちらの方法も、公道使用を前提にした場合は保安基準違反の問題が生じます。バイクを私有地やオフロードコースのみで使用するなら話は別ですが、ナンバープレートの付いた公道走行車両では話が変わります。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=3nKsEl_4VoI)


ABSキャンセルが車検に通るかどうかの判断基準・製造年月日が決め手

車検の合否を分けるのは「バイクの製造年月日」です。これが最も重要な判断基準です。


国土交通省の省令改正により、新型車は2018年(平成30年)10月1日以降、継続生産車・並行輸入車は2021年(令和3年)10月1日以降から、ABS搭載が義務化されました。 つまりその時期以降に生産されたバイクは、ABSを搭載していることが保安基準上の必須条件になります。 mlit.go(https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000170.html)


製造時期 車種区分 ABSキャンセル・撤去の可否
2018年10月以前 新型車・旧車 ✅ 原則OK(警告灯消灯が条件)
2018年10月以降 新型車 不正改造・車検不合格
2021年10月以降 継続生産車・並行輸入車 ❌ 不正改造・車検不合格


義務化後のバイクでABSをキャンセルした状態で車検を受けると、保安基準不適合として不合格になります。 さらに街頭検査で発覚した場合、整備命令の対象となり、命令に従わなければ50万円以下の罰金が科せられます。 for-r(https://for-r.jp/useful/10819.html)


製造年月日の確認が最初のステップです。車検証(自動車検査証)の「初度登録年月」欄か、フレームに打刻されている製造年月日のシールで確認できます。


ABS警告灯の点灯は問答無用で車検アウト・absキャンセル後の警告灯問題

ABSキャンセルを行った後に必ずと言っていいほど発生するのが、メーター内のABS警告灯(チェックランプ)の点灯です。これが車検における"もう一つの壁"になります。


平成29年(2017年)2月から、国土交通省の検査規定改正により、警告灯が点灯したままの状態では車検を通過できなくなりました。 以前は検査ラインを通過できるケースもありましたが、現在は厳格に適用されています。 abs-repair(https://abs-repair.com/information/news)


警告灯が点くということは、システムに異常があると車両が自己診断していることを意味します。どういうことでしょうか?ABSユニットを残したまま配管だけバイパスする方法や、センサーへの信号操作を行った場合でも、ECUがエラーを検出して警告灯を点灯させるケースがほとんどです。 kskblitz.hatenablog(https://kskblitz.hatenablog.com/entry/2021/01/02/Z400_ABS%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB)


つまり、警告灯が点く=車検アウトが原則です。旧車でABSが義務化対象外であっても、警告灯が点灯していれば同様に不合格となります。 警告灯を消すためにダイアグ端子をショートさせるなどの行為は、別の保安基準違反を引き起こすリスクもあります。 team-mho(https://www.team-mho.com/abs-nasi-k52/)


ABS警告灯に関する詳細な故障コードと修理事例については、専門整備店の情報が参考になります。


ABS警告灯・ランプの種類と故障コード解説(ABS修理のお店Jスクエア)


不正改造と罰則の具体的な内容・absキャンセルで受けるペナルティの実態

「バレなければ大丈夫」と思っているライダーもいますが、実際の罰則は非常に重いです。


不正改造を行った場合(道路運送車両法第99条の2)、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。 さらに、整備命令(道路運送車両法第54条)に従わなかった場合は50万円以下の罰金に加えて、車両の使用停止処分になる場合もあります。 jaspa.or(https://www.jaspa.or.jp/user/remodel/punishment.html)


罰則の内容を整理すると以下のとおりです。


  • 不正改造行為自体:6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金(道路運送車両法第99条の2)
  • 整備命令違反:50万円以下の罰金(道路運送車両法第54条)
  • 保安基準不適合車の運転:3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金(道路交通法第62条)
  • 使用停止命令違反:6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金


厳しいところですね。街頭検査(自動車一斉検査)でABSキャンセルが発覚した場合、その場で整備命令標章(ステッカー)がバイクに貼り付けられ、15日以内に整備して運輸局に現車提示しなければなりません。 このステッカーを剥がした場合もさらに違反となります。 wwwtb.mlit.go(https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_gian/hoan/date/gyousei_jyouhou/2019/2/1.pdf)


罰則を受けるリスクを避けるためには、義務化以前の旧車であっても「書類上の確認」と「警告灯の消灯確認」の2点を徹底することが最低条件です。


ABSキャンセルが許容されるケースと注意点・旧車・競技用・オフロード専用車の扱い

すべてのABSキャンセルが違法というわけではありません。条件によっては合法的に行えるケースもあります。


最も明確に許容されるのは「ABS義務化前に製造された旧車」です。 2018年10月以前に製造された新型車、または2021年10月以前に製造された継続生産車であれば、ABS非搭載の状態でも保安基準違反にはなりません。ただし警告灯の消灯が必要です。 kunugi-runner(https://kunugi-runner.com/2019/01/15/1746/)


競技専用車(公道走行しないもの)の場合も別の話です。ナンバープレートを返納して抹消登録した競技専用車であれば、保安基準の適用外となります。 オフロードコース専用で使う車両に関しても同様ですが、少しでも公道を走行する場合は即アウトです。 kskblitz.hatenablog(https://kskblitz.hatenablog.com/entry/2021/01/02/Z400_ABS%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB)


また、国土交通省の資料によると、エンデューロ二輪自動車トライアル二輪自動車はABS義務化の適用外とされています。 これらはオフロード競技の性質上、ABSなしの方が競技適性が高いと判断されているためです。 mlit.go(https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001875257.pdf)


国土交通省:二輪自動車へのABS装備義務付けに関するプレスリリース(適用範囲・時期の公式資料)


自分のバイクがどの区分に当たるかは、国土交通省の「自動車情報公開システム(NALTEC)」または陸運局での確認が最も確実です。


車検前に確認すべきABSキャンセルのチェックリスト・当日トラブルを防ぐ準備

車検当日に慌てないために、事前に確認できることがいくつかあります。これが条件です。


  • 🔍 製造年月日の確認:車検証の「初度登録年月」または車体番号プレート付近のステッカーで製造年月を確認する
  • 💡 ABS警告灯の点灯確認エンジンをかけた後、警告灯が消灯しているかを目視で確認する(点灯は即アウト)
  • 📋 保安基準の適用区分の確認:義務化前の旧車かどうかを製造年月日で明確にしておく
  • 🔧 ショップでの事前点検:不安な場合はユーザー車検の前にバイクショップ整備士に相談する
  • 📞 運輸支局への事前確認:グレーな改造内容は事前に担当窓口へ電話確認すると安心


ユーザー車検でABSキャンセル状態のバイクを持ち込む場合、検査ラインで警告灯チェックが行われます。意外ですね。この確認は目視で行われるため、ダッシュボードが存在しない構造のバイクでも、メーター部分での点灯有無は必ずチェックされます。


不正改造と知らずに車検を通そうとした場合でも、「知らなかった」は法律上の免責にはなりません。 準備と確認こそが最大のリスク回避策です。 jaspa.or(https://www.jaspa.or.jp/user/remodel/punishment.html)


保安基準や車検の最新情報は、国土交通省の公式サイトや、日本自動車整備振興会連合会(JASPA)で随時更新されています。


JASPA(日整連):不正改造の罰則一覧(道路運送車両法・道路交通法の根拠条文つき)






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